2013年11月26日火曜日

大満足!Grupo Corpo@Teatro Alfa

Teatro Alfaのダンスシーズン、取りを飾ったのは、ブラジルを代表するコンテンポラリーダンスグループ、グルーポ・コルポ(Grupo Corpo)。初めて見た「Sete ou Oito Pecas para um Ballet」に衝撃を受けたのですが、今回、それに勝るとも劣らないすばらしい2作品でした!
Divulgação

1作目は、「パラベロ(Parabelo)」。1997年の作品ですが、まだまだ新鮮です。「パラベロ」はバレーを意味する土着の言葉で、田舎(セルタネージョ)にインスピレーションを求めたそうです。音楽は、バイア出身の「奇才」と称されるトン・ゼー(Tom Ze)と「知性派」ゼー・ミゲル・ヴィズニキ(Ze Miguel Wisnik)。単純だけど難易度が高い、意外性やユーモアのある動きが集団で繰り返される・・・という私が勝手にグルーポ・コルポに期待することが凝縮された作品です。


José Luiz Pederneiras/Divulgação


2作目は、「Triz」。今年の新作です。2007年に見た当時の新作「Breu」同様、ペルナンブッコ出身のレニーニが音楽を担当しています。グルーポ・コルポは毎年新作を旧作と組んで発表するスタイルを取っていますが、今年は振り付け師のホドリゴ・ペデルネイラス(Rodrigo Pederneiras)が2度手術をして、車椅子で生活していたため、新作の発表が危ぶまれたそうです。結局通常1年間練習するのに対して、たった3ヶ月前に出来上がったという作品。すごい細かくて運動量もやったら多くて・・・いったいどれだけ練習したんだろう?と、ダンサーに脱帽です。創立者で兄のパウロ・ペデルネイラス(Paulo Pederneiras)が担当する照明と細い鋼のカーテンが格好よかったです。

シーズンを通して気になったのは、ダンサーの体型。グループによってやっぱり使う筋肉が違うからか、違う体型になるのですね。腹出てたり、痩せてたり。ちなみに、グルーポ・コルポは、体脂肪率ゼロ近く!という細いけど腹割れてる方ばかりです。

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