2009年1月30日金曜日

サンパウロの新名所

橋サンパウロの絵葉書になる場所といえば、MASPを入れたパウリスタ通りやセントロのお茶橋(viaduto do cha)、市立劇場(Teatro Mvnicipal de Sao Paulo)ルス駅(Estacao da Luz)あたりですが、昨年、新名所ができました。それが、ピニェイロス川(Rio Pinheiros)に架かるオクタビオ・フリアス・デ・オリベイラ橋(Ponte Octavio Frias de Oliveira)です。
長ーい間工事中だったところ、現場から人が落ちて死んだ、とかいうニュースを聞いたりしてたので、さすがブラジル・・・これは完成しないな、と密かに確信してました。が、失礼しました。去年の5月にオープンしました。
しかも、世界でただひとつの「カーブした2車線のつり橋」だそうです。

夜景かなりかっこいいです。特に、色の変わるイルミネーションはとてもきれいです。サンパウロに来た際は、夜、タクシーでドライブがてら見に行かれてはどうでしょうか。危ないので車を降りてゆっくり・・・なーんてことはできませんが、まあ、余裕がありましたら、是非どうぞ。

(写真はwikiより)

2009年1月29日木曜日

ブラジルのサンドイッチ3種(レシピ)

misto-quenteブラジルで最もポピュラーなサンドイッチと言えば、「ミスト・ケンチ(misto-quente)」。うちの夫によると、「日本人にとってのおにぎりくらい」ブラジル人の生活に馴染んでいるそうです。作り方はいたって簡単。バターを塗った食パンにハムとチーズを挟んで焼けば出来上がり!焼くのは、フライパンでもオーブントースターでもホットサンドイッチ機でもOKです。日本人向け・・・というか東家好みにアレンジするなら、バターと共にゆず胡椒を塗ってくださいませ。

ベイルート次は、サンパウロでよく見かけるサンドイッチ「ベイルート(beirute)」。レバノンの首都の名前が付いているのは、ピタパンが使われているからだとか。具でよくあるのは、ローストビーフ、トマトスライス、レタスのざく切り、チーズ、目玉焼き・・・といったところでしょうか。ピタパンをトーストしてこれらの具を詰めればできあがりです。

3つ目は、私が一番好きなサンドイッチ、「サンドイッチ・ナチュラル(sanduiche natural)」。食パンに野菜やリコッタチーズなどヘルシーな具を挟んだ冷たいサンドイッチです。リオ・デ・ジャイロに住んでいた頃に通ったシャイカ(Chaika)という店のを参考に、今もロースト・チキンが余る度に作ります。
材料:
ローストした鶏肉を細かく割いたもの(パックに入れて売っているスモークチキンでも旨いです)
ニンジン細切り
コーン
レーズン(もしくはその他のドライフルーツを細かく切ったもの)
マヨネーズ
ヨーグルト
マスタード
上記を混ぜ合わせます。そしてトーストした食パンにレタスやキュウリの薄切りと一緒に挟めば出来上がり!

ブラジルのランショネッチで食べてもいいですが、おそらく自宅で作る方がおいしいと思うので、よろしければ試してみてくださいませ。

[関連記事]



2009年1月27日火曜日

ブラジルの通貨

ブラジルの紙幣今更ですが、ブラジルのお金の話です。すでに慣れてなんとも思わなくなってたのですが、結構、ややこしいんでした。

ブラジルの通貨単位は、レアル(Real/R$)。こちらでは、「ヘアル」、複数の場合は、「ヘアイス(reais)」と発音します。補助単位は、センタボ(centavo)/センタボス(centavos)で、100センタボス=1レアルです。
紙幣は、R$1、R$2、R$5、R$10、R$20、R$50、R$100、硬貨は、1センタボ、5センタボス、10センタボス、25センタボス、50センタボス、1レアルがあります。

紙幣は、写真のようにカラフル。鳥、動物、魚なんかが印刷されています。1枚だけ動物のかわりにプラスチックが入ったやつがありますね。これは新しい10レアル札です。うちの夫のアメリカ留学中にこの紙幣が登場し、その存在を知らなかった彼は、釣りにもらった新10レアル札を突き返したそうです。どっかに隔離されてた人だと思われたそうです・・・。刑務所か?精神病院か?

ブラジルの硬貨また、気付かれた方、いるかもしれませんが、1レアルは、紙幣と硬貨の両方あります。
更に、センタボのコインは新旧、両方使われているので、11種類のコインが出回っています。とはいっても、5センタボス以下のお釣りなんかは切り上げ、切捨てなので1センタボはあまり見ませんが・・・。それでも、使い始めた頃は表を返して数字を確認しないといくらのコインか分かりませんでした。WikiのBrazilian realのページに大きな写真がありますが、重くて大きい方や、金、銀、銅色の順に高そうなのに、そうでもないところがややこしいのです。例えば、新しい方の10センタボス硬貨は、金色で分厚いので、古い50センタボス硬貨より高そうなんですよね。旅行者の方、覚えるの面倒だからー、と言ってると、やたら小銭が増えて、財布重たくなりますよー。

このブログの右下の「通貨コンバーター」で換算できます。

2009年1月26日月曜日

赤ちゃんと一緒に映画!

みなさま、楽しい週末でしたか?私たちは、久しぶりに映画館へ映画を見に行きました。
赤ちゃんがいると、なかなか映画館へ行けなくて寂しく思っていたところ、友人に「シネマテルナ(Cinematerna)」という18ヶ月までの赤ちゃんと一緒に参加できる映画鑑賞イベントを教えてもらいました。それで早速、行って来たのでございます。

cinematernaこのイベントは、週に3回、それぞれ3つの映画館で開催されています。どこもハリウッド大作というより、アート系の映画が多いシアターです。土曜日は、「ゲイのショッピングモール」として知られるフレイ・カネカ(Frei Caneca)内のシアターでした。
作品は、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(Marley & Me)」。オーウェン・ウィルソンとジェニファー・アニストンの犬をテーマにしたロマンティック・コメディ・・・ということで、「しょうがないよね、映画選べないのは・・・」と期待せずに出かけたものの、いい映画でした!
ちなみに、映画は満員。ベビーカーが会場の前にぎっしり駐車されていました。土曜だからか、両親と赤ちゃんの3人というグループが一番多かったようです。映画上映中は、泣く子があちこちで出るものの、思った以上に静かで映画を楽しむことができました。また行こうと思います。

2009年1月23日金曜日

赤ちゃんと一緒のヨガ

yogaこんにちは。今日は、ヨガの話でも。
サンパウロでヨガは、もう至る所に教室があるくらいポピュラーです。
私が通っているのは、ジムではなく、ベジタリアンレストランとセットになったヨガスクール。ここでは、ハタヨガ(Hatha Yoga)、アスタンガヨガ(Astanga Yoga)、メディテーション、子供のためのヨガ、お年寄りのためのヨガ・・・といったコースがあります。そして更に、私が通い始めてから、妊婦クラスと母子のためのヨガクラスもできました。私を見て思いついたんじゃないかなぁ、と実は思っているんですが。そんなことないですかね。

英雄のポーズで、今月から週1回で始まった赤ちゃんと一緒のヨガのクラス(Yoga para maes e bebes)に参加しています。
内容ですが、当然赤ちゃんにヨガのポーズなんぞとれるわけがありません。赤ちゃんにマッサージをすることなどもありますが、彼らは大半母親の「重し」役です。例えば、母親が「英雄のポーズ(図)」をする時に、両手で赤ちゃんを持ち上げます。まあ赤ちゃんにとっては「高い高い~」とかされてるようなもので、楽しいようですが・・・重いっ!!
このクラスの対象の赤ちゃんは、生後2週間からはいはいを始めるまで(6から8ヶ月)。私の他にもう2組参加していますが、赤ちゃんは2ヶ月くらいです。で、うちはもう6ヶ月半なので・・・この間の体重差はでかいです。娘がはしゃげばはしゃぐほど、バランスが崩れ、一人で重さにへろへろ~となってます。あぁ、来月も行けるのでしょうか・・・。

2009年1月21日水曜日

ブラジルのお茶

最近クリスマスカードを受け取られた日本の皆様・・・すいません、遅くなりまして。今年はなんだかひどく時間がかかったようです。雨のせい?関係ないでしょうか・・・。

chaさて、気を取り直して今日はブラジルのお茶の話を。
ブラジルと言えば、コーヒーのイメージですが、お茶だってあります。カフェやレストランにも、大抵ティーバッグですが、必ずお茶(cha)はあります。
ちなみに、ポルトガル語でお茶は、chá(aにアクセント)と書いて「シャ」と発音します。・・・ここで沢木耕太郎の「深夜特急」を思い出した方!はい、私も大好きです。
・・・ま、それはいいとして、今回は私がこっちでよく飲むお茶を3点紹介しますね。

まずは、マテ茶。「日本マテ茶協会」サイトによると、「南米の神秘の飲み物、飲む野菜」で「世界三大飲物のひとつ」だそうです。焙煎しないグリーンマテ茶もあるようですが、ブラジルでよく飲まれているのはローストした茶色いお茶です。

マテ茶を飲む人のイメージブラジルの南部では、シマホン(cimarrao)と呼ばれる茶器で回しのみされます。この茶器は、金属製の茶コシ付きストローとひょうたんで作られた茶壷のセットで、こだわりたければいろいろ種類も選べるそうです。でも日本の茶道って感じじゃないです。寧ろ、マッチョなカウボーイのイメージ。ちなみに、私はシマホンじゃなくて、普通にティーバッグで飲んでます。(男らしくないんで。)

次は、カピン・シドレイラ(Capim-Cidreira)。タイ料理なんかでよく見るレモングラスの仲間の葉っぱです。ブラジルでは、カピン・サント(capim-santo)とも呼ばれ、料理にも使われます。余談ですが、同名のレストラン「カピン・サント(Capim Santo)」のビュッフェは、このハーブを使った料理が満載。サンパウロで行きましたが、オープンテラスもあってお勧めです。

最後は、エルバ・ドーシ(Erva-doce)。香辛料として割と馴染みのあるアニスシードのお茶でございます。ほんのり甘くておいしいです。

次回のお土産は、コーヒーよりお茶がいい方、お申し付けくださいませ・・・。

2009年1月14日水曜日

サンパウロ インターナショナル・ニューカマーズ・クラブ 

こんにちは。
今日は、朝から近所のフレンチカフェで催されたベイビー・シャワーイベントに参加してまいりました。こちら、以前アメリカ人の友人夫妻を案内して、フェイラ(野菜市)に出かけた際、「エクスキューズミィ!あなたたちも、アメリカ人よね?!」といきなり声をかけてきた女の子が企画したものです。
市場でその子と電話番号を交換したものの、なんやかんやで(まあちょっと怪しいと思っていたせいもあるのですが)数ヶ月が経ってしまいました。でも今年に入って、「よし、2009年は新しい友達を作ろう!」と思い立って連絡してみたところ、このイベントに誘われたのです。

で、そのイベントには、5人の妊婦を含む、20人くらいの女性が来ていました。いろんな国籍の西洋人で、共通点は英語をしゃべること、だそうです。どうやってみんなこのイベントを知ったのかなあ、と思っていたら、サンパウロ・インターナショナル・ニューカマーズ・クラブ(The International Newcomers Club of São Paulo (INC))というクラブを通して、との回答でした。このクラブは、なんか世界のあちこちにあるみたいなので、旦那の転勤について海外へ・・・なんていう方は調べてみてもいいかもしれませんね。私がクラブに入るかはまだ未定ですが・・・。

あ、で、友達ですか?できそうな感じです。ベルギーとドイツの女の子と来週、昼飯行く予定でございます。

2009年1月12日月曜日

赤ちゃんのピアス

本日は、6ヶ月の娘の耳にピアスを付ける、という我が家のイベントがございました。

ブラジルでは、女の子の場合、赤ちゃんのうちにピアスを付ける習慣があります。生まれて直ぐに、産院でピアスを付けることも多々あるようです。最近は少し変わってきていて、私の出産した病院では、3ヶ月待つように指導していました。
周りにピアスをいくつかプレゼントしてもらい、「いつあけるの」と聞かれてはいたのですが、旅行から戻ってから・・・と延ばし延ばしにしたまま、今日に至ったのでした。

で、どのようにして開けたかといいますと、小児科の先生が教えてくれた、フリーランスのピアスを開ける人に来てもらいました。彼女は、もと予防接種の施設で働いていた看護婦で、ピアスの穴を開ける歴30年、幾千もの耳にピアスを付けてきた・・・とおっしゃる経験豊かなセニョーラです。
ピアスを付ける準備30分遅刻して現れ、「なんってかわいい娘さん!」と一通りお世辞を述べた後、麻酔クリームを娘の耳に塗りました。そして25分待ちです。
その間に、彼女は、なんやかやとおしゃべりしながら(もう彼女の家族構成なんかも言えちゃいますが)ピアスの耳に通る部分を爪ヤスリで尖らせました。ちなみにピアスは、昨日買った白金のものです。
で、いよいよピアスの穴を開けます。
オムツを換える台の上で、私が娘を抑えます。彼女は、ペンで耳に印を付けた後、ピアスを直接耳に刺しました。1つ目は麻酔が効いていたのか、泣きもせず、2つ目は何が起こるかわかって怖いのか泣き喚いていました。それでもあっさり終了。
これから1週間は、夜:風呂で石鹸を付けて洗う、ピアスを回す>アルコール消毒、朝:アルコール消毒&ピアスを回す、を行います。そして、1ヵ月後には、別のピアスに取り替えてもいいそうです。

2009年1月8日木曜日

世界レストランランキングで50位に入るD.O.M.

みなさま、こんにちは。
昨日は、私達の結婚記念日でした。そこで、サンパウロの高級レストラン、D.O.M.(ドン)へお食事に行ってまいりました。
こちら、ブラジル国内のレストランランキングでは常に上位で、世界でも知られている・・・イギリスの「レストラン」誌が世界の優れたレストラン50選に選出した(40位のようです)・・・というお店で、常々行ってみたいと思っていたのです。前回トライしたときは予約がいっぱいで断念。今回やっと念願が叶いました。それでも、平日にもかかわらず、1ヶ月以上前の電話で19時半しか空いていない、という予約の取れにくさ。人気は衰えていないようです。

さて、こちらのお料理は、「ブラジルの食材を活かしたコンテンポラリー料理」でございます。メニューには、タピオカやアサイ、アマゾンの塩、マンゴー他、いろんな食材の名前があります。今回は、まあ初めてなので、シェフのお任せコース(4皿プラスチーズ&デザート)を頼んでみました。
1品目は、ホタテのクリームソース(酸味のあるやつですが何だったか忘れました)に削ったブラジルナッツがかかったやつ、2品目は、グリルした海老とパルミート(椰子の木の中身)のフェットチーネ、バターとポートワインのソース、3品目は白身魚にカピンサントス(ハーブ)とさやえんどうのソースとカレーソースもちょっとかかったもの、4品目はお肉とカラ芋のピューレ、チーズはミナスチーズとグリエとじゃがいものピューレを合わせたもの、デザートは、ケーキとウィスキー味のソルベにダークチョコのソースと白胡椒、塩、カレー粉がかかったやつ・・・でした。
3品目までは、お花がついてたり、彩りも鮮やかでいかにも高級店の趣です。しかもすごーく上品なちっさーいサイズ・・・海老は1匹、魚はキャラメルサイズ・・・で、これは空腹のままで出ることになるんじゃないか・・・と心配したのですが、4品目、骨付きの、いわゆる「マンガ肉」の半分が皿の真ん中の芋の中に骨を上にしてどーんと来ました。これとチーズ・・・こいつは、ギャルソンが練りながら持ってくる、トルコのアイス、ドンドルマかよ・・・というプレゼンテーションでしたが・・・で、もう、お腹いっぱいになりました。
なんせ、私、タレより塩とレモン、いやポン酢、揚げ物はいいや・・・というような枯れた好みなもんで、こちらのお料理は、ちょっとがんばりすぎかもなあーという気もしました。でも、どの皿もすごくクリエイティブなことは確かで、絶対思いつかない組み合わせ!初めての味!っていう外食ならではの楽しみがいっぱいでした。ブラジルならではなので、サンパウロに来る際には、予約されてはいかがでしょうか。

Tel: 55-11-3088-0761
Email: dom@domrestaurante.com.br

2009年1月5日月曜日

バイアのクリスマス&お正月

年越しのビーチあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
私達は、夫の両親のビーチコンドで2009年を迎えました。白い服を着て、花火を見て、イエマンジャのために白いバラを海に投げ入れたりしたわけです。
それにしても毎日のビーチ&プール通いで、娘も日に焼け、バイアナ(バイア州出身者)化してしまいました。やっぱり海はいいですねー。でも今回のハイライトは、サルバドール市内の「ボカ・デ・ガリーニャ(Boca de Galinha)」というレストランかもしれません。

ボカ・デ・ガリーニャさて、夫の家族の友人に、「よく言えば庶民的、悪く言えば小汚い店を発見する」ことで知られた、エマヌエルおじさんという人がいます。その彼が、前回会ったときに「いいとこ見つけたんだよねー」と言っていたのがこちらのレストラン。その店は、プラタフォーマ(Plataforma)という「世界の終わり」とまるちゃんのお母さんが言う位(まあ、大げさな人なんですが)遠い地区にあって、渡し舟に乗って行かなきゃいかんのです。で、線路の上にあって、ガラスの入っていない窓から電車の通るのが見える&聞こえるそうです。しかも、その名前「ボカ・デ・ガリーニャ」は、「鶏の口」という意味なんですが、由来はオーナーに歯が一本もないから、とのこと。
新宿の横丁では呑んでいたアタクシですから、聞いたとたん、これは、もう是非行って見たい!と思ったわけです。ところが、前回は、妊婦であることを理由にみんなに止められ、行けずじまい。それで今回、サルバドールに着くなり「ボカ・デ・ガリーニャに行きたい」と本気っぷりをアピールし、めでたく実現したのでした。

ムケカで、どうだったかというと・・・魚とえびのムケカ(ココナッツミルクとデンデオイル入りの煮込み料理)、おいしかったです。しかも、店内、快適でした。ここを小汚いと呼んではいかんと思います。特に渡し舟の部分は、素敵でした。機会がありましたら、是非どうぞ。

写真、こちらにもあります。