2008年10月17日金曜日

インディオ文化のギャラリーショップ

店内今日は娘を連れて、初めて地下鉄でお出かけしました。行き先は、インディオのアート・ギャラリー、アモア・コノヤ(Amoa Konoya)
ブリガデイロ駅からスマレ駅まで地下鉄に乗ったのですが、ちゃんとバリアフリーになっていたのでスムーズでした。駅からの道は、友人が手伝ってくれたからいいものの・・・というかなりラフなものでしたが、まあ無事、たどり着きました。




店内さて、こちらのギャラリーでは、85ものエスニック・グループによる作品を販売しているそうです。小さな店内にぎっしりと楽器やアクセサリーが並んでいます。お店の人はものすごくフレンドリーでいろいろ説明をしてくれました。お店に来たアイヌの方の写真まで見せてもらいました。お土産もくれたし・・・お礼に宣伝ってわけでもないですが、紹介しておきます。



WalterSilvana

Museu Afro-Brasil

ムゼウ・アフロ・ブラジルイビラプエラ公園内にある、アフロ・ブラジル美術館(Museu Afro-Brasil)へ行ってまいりました。
こちらでは、アフリカから連れてこられた黒人やブラジルのインディオ文化に関する展示があります。そんなに大きな建物ではないのですが、所狭しともーのすごい量の色彩豊かなものが並べられ、圧倒されます。ちょっとないようなスペースの使い方で、迷ってしまうくらいです(私が方向音痴だからではなく、一緒の友人も言ってました)。
常設展と思われる部分は、ブラジル全土のアフリカルーツの文化(例えばカンドンブレとかマラカトゥの衣装とか)やインディオ文化に関する充実した展示です。好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。
最も私の印象に残ったのは、奴隷船のある部屋です。悲しい音楽のかかる薄暗い部屋の真ん中に船がおかれています。そして、周りの壁には、アフリカから連れてこられる奴隷の悲惨な待遇に関する展示があります。この部屋は入ったとたんぞっとしました。でも見ておいてよかったと思います。
他には、スラム(ファヴェラ)出身の作家、カロリナ・マリア・デ・ジェズス(Carolina Maria de Jesus)の名を関した図書館もあります。時間の都合で見られなかったのですが、関連資料がたくさんあるようです。

美術館の道中で気になったのは、写真のこちら。巨大クリスマスツリーの骨組みをおそらく外しているんでしょうが・・・機械じゃなくて人が縦に並んで取り組んでいました。落ちなきゃいいけど・・・。

2008年10月14日火曜日

6年ぶりのリオ・デ・ジャネイロ

こんにちは、みなさま。よい週末でしたか?
私は、アメリカの友人のリオ行き&夫のリオ出張が重なったので、だんなにくっついてリオ・デ・ジャネイロへ行って参りました。

レブロンサンパウロからリオまでは、飛行機で45分。市内の空港を利用するので、あっという間です。・・・通常は。
我々はまず空港の駐車場がほぼ満車で出遅れ、初の名前呼び出し放送に走ってチェックイン。にもかかわらず、滑走路混雑で機内で1時間待ち。なので、2時間かかりました。まあ、よくあることですね。木曜の夕方には、無事リオのサントス・ドゥモント(Santos Dumont)空港に降り立ちました。こちらの空港への離着陸時には、美しいリオの町並みが一望できるので、窓側の席がお勧めです。


イパネマまた、我々はレブロン(Lebron)地区にあるホテルに滞在したのですが、フラメンゴ(Flamengo)、コパカバーナ(Copacabana)、イパネマ(Ipanema)のビーチ沿いを抜けていくタクシーからの眺めはとても素敵でした。
ちなみに、滞在したホテルは、ビーチから2ブロックという抜群のロケーションにある新しいホテルプロメナーデ(Promenade)。ベビーベッドやベビーバスも貸してくれる充実したサービスで、ものすごくお勧めです。

さて、金曜日は夫が仕事に出かけたので、3ヵ月半の娘を連れて観光することにしました。天気予報は雷雨だったのですが、まぶしいほどの好天気。レブロンからイパネマのビーチ沿いを歩き、ホテルへ一旦引き返しました。
授乳などを終え、再度ホテルから出るといつのまにか朝とは一変して怪しい雲行き。ビーチに出ると風がひどく強いので、湖(ラゴア Lagoa)に行ってみる事にしました。

ラゴアラゴアは、6年前、リオに2ヶ月ほど住んだとき、毎日のようにその周囲を歩いたお気に入りの場所です。しかし・・・6年が長いからか、私が方向音痴だからか・・・道に迷って、やっと湖に出たところ、周囲7キロある湖の反対側でした。交通渋滞のため、タクシーには行き先を告げたら乗車拒否され・・・もうベビーカー押して雨を心配しながら3時間ほど延々歩いたのでした・・・はぁ。


フットバレー翌日は、一日中晴天。ビーチはすごい人出です。イパネマの娘だけではなく、長年の海水浴でなめし革みたいな肌になったじいさまや、鍛えたカラダにヘタクソな漢字タトゥーを入れたお兄ちゃん、堂々と水着を着こなしたばあさまなど、見ていて飽きません。毎度感心するフットバレー(手を使わないバレーボール)の試合も盛んに行われています。また、6年前に比べて、自転車人口が増えている気がしました。

おしりケーキリオはビーチタウンだけあって、街中でもサンパウロに比べて明るく軽い雰囲気がただよっている気がします。「全てあなたのもの・・・(Toda sua...)」と書かれたお尻ケーキ(写真)が似合う感じです。
この日は、イパネマを抜け、明るい光の中で、再度ラゴアを見ました。また、グロリアという丘へも上りました。

日曜は、ちょうどコパカバーナビーチでゲイ・パレード開催、ということで出かけてみました。が、大音量の音楽とドラッグクイーンに恐れをなした娘が泣き出し、早々に退散。
シュガー・ローフ(Pao de Acucar)へ上り、ロック・クライミングに挑戦することに。
ロッククライミングロッククライミング











シュガー・ローフ・・・というのは、嘘で、おとなしくケーブルカーで上って、コルコバード(corcovado)などの丘と海岸線を眺めました。
6年前と変わらず、多分それ以上に、リオ・デ・ジャネイロは魅力的な街でした。

それでもずっとはいられません。月曜の午後、サンパウロへ戻ってきました。帰りは信じられないほどスムーズ。娘も泣かず、なんとなく日本行きの飛行機への自信も少しついたのでした。

2008年10月7日火曜日

サンパウロ市立劇場ツアー

サンパウロ市立劇場本日は、Theatro Municipal de Sao Paulo(サンパウロ市立劇場)の内部ツアーに行って参りました。

1911年にコーヒーで財を成した人たちが、パリのオペラハウスを参考に建築したというこちらの建物は、とても豪華で一見の価値があります。パリのオペラハウス・・・と言っても、バロック、ルネサンス、アールヌーボなどが混ざった建築に、イタリアの大理石の彫刻や、レバノンの寄木造の家具、ギリシャの女神の絵画、ドイツのステンドグラスなどが飾られています。通常のオペラ鑑賞などでも建物内を見ることはできますが、ツアーでは、これらをひとつひとつ説明してもらえます。
館内は残念ながら撮影禁止でした。ツアーに参加したい方は、オフィシャルサイトのフォームに必要事項を記載し、tmeducativo@prefeitura.sp.gov.brへ送って事前予約をしてください。

ブラジルの単位

先週から、我が家にアメリカ人の友人夫妻が滞在しています。彼らと話していて、ブラジルの単位の多くは、日本人にとって馴染み深いものだと気が付きました。例えば、長さはメートル、重さはグラム、温度は摂氏(℃)といった具合です。日常生活の中でマイルとか華氏とかに換算しなくても済むのは、暗算が苦手な私にとって非常に助かります。
日本であまり使わない単位を挙げるとすれば、ダース(duzia:ドゥジア)でしょうか。例えば、フランスパンや果物を買うときに、「半ダース(meia duzia)下さい」といった言い方をします。日本人にとっては、12個より10個、6個より5個の方が切りがいいように感じるかもしれません。が、ブラジル人にとっては「12」が基準です。なので、日本のお皿5枚セット、といったギフトは「中途半端ぁ~」と思うみたいです。
その他、日本と違う単位は、服や靴のサイズ。S、M、Lは、P、M、G。女性の服は、36で約9号、38で約11号と、ヨーロッパと似た単位だと思います。靴は、34(23cm),35(23.5cm),36(24cm),37(24.5cm),38(25cm)といったところです。センチメートルの単位はこちらでも使うので、靴屋の店員にセンチメートルで話しても、だいたいのところの靴を出してきてくれます。
まあ、服や靴はなんといっても試着せずに、自分にぴったりのサイズを見つけるのは難しいですけどね。特に誰もが適当なブラジルでは・・・。

2008年10月1日水曜日

ブラジルの輸入禁制品

みなさま、こんにちは。
早いもので、明日で娘も3ヶ月になります。
かわいいおくるみや洋服、おもちゃから、おんぶひも、笛族の民芸品に、とろろ昆布、たたみいわし、くさや、干しホヤ、等々・・・いろんな趣向を凝らしたお祝いを送っていただきまして、本当にありがとうございます。

ところで先日、魚介乾物たちを前に、「よくこんなエイリアンみたいなやつ、税関で引っかからず届いたねー」などと、だんなに言われて思い出したことがございます。
レシフェに住んでいたときに、禁制品輸入の疑いで連邦警察に呼び出されたことがあったんでした。その品は、友人が送ってくれたピストル型のライター。まさかこれを武器だと思った、ってことはないでしょうが・・・倉庫みたいな事務所での面接は結構緊張しました。まあ、そんなにお咎めもなく、確か書類にサインして没収、という経緯だったかと思います。

そういえば、ついでに思い出しました。アメリカに住んでいたときに、母が「おじいちゃん家の庭で採れたキウィ」を荷物に入れてくれたことがありました。しかも船便。これは、税関で抜かれて、他のものだけ届いたんだったと思います。
いやあ、やっぱり税関ってチェックしてるみたいですね。

ブラジルの禁制品リストは、こちら。日本郵便サイト